CrimsonBoots Online

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「本気だ!」というバンドマンと話してみたけど、言い訳多すぎて売れなくて当然だと思った件
 
先日、現役バンドマンと飲み屋で話す機会があった。ロックバンドをやっている男で、バンド活動を本気で考えていると意気込んでいた。丁度よい機会だったので、気になっていたことを根掘り葉掘り聞いてみた。
 
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ざっくり3行でまとめると…

  1. 本気だけどバンド1本で食うの無理だから。
  2. 宣伝はしないし、PV動画とかもあんまUPしない。
  3. バンド活動はゼロサムゲームだから、奪わなきゃ奪われる。
 
話をしたバンドマンは、だいたいこんな事を言っていた。以下詳しく書いていこう。
 
 

マジで本気出すけど、バンドで食うの無理だから!

バンドだけではないが、「好きなことで、どのように収益を得るか?」というのは最大の課題。であるにも関わらず、彼の口からは意外な言葉が出てきた。

『バンドだけで食っていこうなんて思っていない』

意外だった。なぜなら、ここに至るまで散々「俺はバンドに本気だ」とか、「世の中のアマチュアバンドは音楽を舐めてる」などと言いまくっていたからだ。そんな革命児のような彼自らが“舐めた発言”を吐くとは……。

彼によれば、バンドは本気でやっていて誰にも負けるつもりはないらしい。しかしバンドで稼ぐのは無理なので、将来的にはバンドマンが集まる居酒屋を経営したいとのこと。バンド活動はその傍らで行うのだとか。

現に彼は仕事をしており、バンドマンというよりは飲食店の社員だった。バンド活動は仕事の合間を縫ってやっているのだとか。年間100本以上のライブをやるアマチュアバンドも珍しくない昨今、彼の活動速度は本気と言えるのだろうか?

強気なのか弱きなのか、よく分からない。
 
 

なぜかネットに動画は上げず、宣伝もしない。

芸術とは、それを鑑賞する人がいるからこそ芸術と呼べる。作家自身が「俺の作品は芸術だ!」と言ったところで戯言でしかない。それが芸術かどうかを決めるのは常に大衆である。それは音楽も同じだ。昔と違い、電子機器が導入されたとはいえ、その根本は変わっていない。

しかし、このバンドマンは全く広報活動に関心がなかった。いや、毛嫌いしていたと言った方が正しい。その理由は2つあった。

1つ目はバンド自身の問題。良い音楽を作り、良いステージができるようになってからでないと宣伝をする気にならないらしい。かなりの完璧主義者だ。しかし前述のように稼ぐ気はない。良いコンテンツを提供したなら、それに見合う対価を受け取るのは資本主義において“あたりまえ”のことだ。彼は共産的思想なのだろうか。それとも、ぼくらには分からない“こだわり”があるのだろうか。

2つ目は、ネットの文化をあまり信用していないとのこと。今となっては大物アーティストですらYouTubeを使う時代だが、PVやライブ映像の掲載に関してはゴニョゴニョと濁していた。一応、制作中ではあるらしい。

現代は個人ブログへ広告を掲載してもらうという方法もあるが、これに関してはキッパリと否定。音楽ブロガーには嫌悪感を抱いているそうだ。ブロガーたちは現場を知りもせずに、あたかも知ったような口を利く。それが気に食わないらしい。

音楽ブロガーの暴挙は一理あるが、それにしてもネット広報に関して消極的過ぎだ。
 
 

「奪わなければ、奪われる」と信じていた

バンドマンの彼によると、WIN-WINは存在しないと言い切っていた。奪わなければ奪われる。だからこそ自分を貫いた上で、周りを従わせることが大事だと語った。彼の中で、音楽活動は完全なるゼロサムゲームであるようだ。
 
その理由はあやふやであったので、恐らく“仮想の敵”と戦っていたのだろう。不安で行動できない人が陥りがちな「妄想で敵を作り、他人とも自分とも戦い傷ついていく」という現象だ。興味がある方は『やっぱり怖くて動けない」がなくなる本』を読んでみて欲しい。
 
 

やっぱりバンドが売れないのは必然だと感じた

彼はほかにも、『俺にはコネがある』、『超売れてる先輩バンドに可愛がられている』などといった話をしていた。20代中盤の“本気”のバンドマンが、全力でコネ自慢しているのである。

人の生き方は自由なので、彼がそれで良いと言うなら止めはしない。

しかし、同意を求められても、さすがに擁護はできない。こんな話を聞かされたら、小学生でも「ダメだこりゃ」と言い出すだろう。彼の話を要約すると、すべて言い訳なのだから。自己正当化とも言える。その自覚が多少なりともあるからこそ、バンドの収益化(マネタイズ)にも消極的なのだろう。

お金を得るということは、価値を提供することだ。収益化ができないということは、大衆的な価値がないと言っているようなもの。つまり責任を負いたくないのだ。リスナーからお金を頂戴するということは、それだけ責任が伴う。代金に見合った価値を提供しなければならないし、税務も怠ってはならない。

バンドに限らず、責任を避ける人は脆弱だ。こんな活動のやり方で売れるわけがない。すべてのバンドマンがこうであるとは思っていないが、「バンドで稼げない」と言う前に、やるべき事があるのではないだろうか。

そう思えてしまう飲み会だった。
 
 
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