09 June

バンド活動って、なんだかんだで“3ピース”が一番気楽で楽しいんじゃないかな【3人バンドの特徴】

UNISON SQUARE GARDEN “CIDER ROAD
 
旧知のバンド仲間と会って話したときの事。自分たちの活動経験から、一番気軽に楽しく、そして思い通りに活動てきたのは“3ピースバンド”のときだったという話題になった。そこで、3人編成のバンドにはどのような特徴があるのかをまとめてみた。
 
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決定がはやい

なにか物事を決める時、話し合いに参加する人数が多ければ多いほど難しくなる。友達数人と遊びに行く計画を立てるのは比較的簡単だが、学校のクラス全員でやる遊びを考えるのは苦労するだろう。結局のところ“多数決”となってしまい、一部少数派の人間が苦虫をかみしめる思いをすることも少なくない。

これがバンド活動になると少々面倒だ。バンドとはメンバー個々人を尊重する活動である。一人ひとりは蔑ろにできない存在で、それはある種の共同体とも言える。これがバンドの魅力でもあるのだが、それゆえ時にはミーティングが難航する。メンバーそれぞれが確固たるアイデンティティを持っているからだ。波長が合えば上手くいくが、対立してしまったときは水と油のように合い入れない。

ここで学校の例のように多数決をやってしまっては大変。意見を取り入れてもらえなかったメンバーの脱退という事態にもなりかねない。

“3ピース”なら、その危険性を低くすることができる。もちろん全く安全と言うわけでは無いが、4~6人で議論するよりも、3人で話し合った方が格段にミーティングがスムーズだ

 

機動力が高い

人数の少なさは物理的な機動力にも影響する。突発的に集合しなければならないときや、突然の予定変更などにも、人数が少ないだけで対応がグッと楽になる

下積み時代というのは、とかく行動力が重要になってくる。ベンチャーやスタートアップ企業などと同じで、うだうだ足踏みしていてはすぐに見放される…もとい、活気のある他のバンドに注目を奪われてしまう。

そういった意味で、多人数バンドにくらべて即座に行動を起こしやすい“3ピース”には一定のアドバンテージがあるだろう。

 

個々の自由度が高い

人数が少ないと、一人ひとりの責任が重くなる。それは言い換えれば、個々人の影響力が強くなり、重要度が増す。これはアグレッシブなプレイヤーにとっては非常に楽しい状況だ

アンサンブルを考えるとき、人数が多くなると必然的に“引き算”になってくる。『キーボードが和音を弾くから、ギターはカッティングだけにする(コード弾きは控える)』とか、『あまり動きすぎても邪魔だから、ベースはルート弾き中心で』など。各プレイヤーは予め役割が決まっており、それを順守したうえでのプレイとなってしまうからだ。

しかし3ピースバンドの場合、構造がシンプルであるがゆえに、各メンバーの自由度が格段に上がる。パート同士がぶつかり合うことも少ない。限定された人数だからこそ、色々なアイディアをくみ上げることができ、これが非常に面白い

たとえば、ギターをステレオ出力にして音の厚みを出したり、強烈なディレイ&リバーブで幻想的な演出をしたり。ベースが6弦を利用して裏メロや和音プレイをしても面白い。キックからシンバルまで幅広い周波帯をカバーできるドラムはリズムキーパーとしての役割に加え、重要な装飾パートという位置づけになってくる。

逆に言えば、フレーズやアレンジを工夫しないと淡泊な伴奏になってしまうということでもあるので注意が必要な点は否めないが。

 

3ピースバンドの魅力

3ピース編成は非常に自由度が高い。臨機応変に行動することが比較的容易で、メンバー個々のプレイアビリティを存分に発揮する事ができる。

一方、リスナー側からした3ピースバンドの魅力とは何だろうか。これは十人十色の意見があるとは思うが、私としては“職人気質”にあると思う。

一般的に考えて、3人よりも4人以上の方が“できること”の幅が広がる。しかし、そこであえて3人体制を選び、それでも大編成バンドに負けない迫力を感じられたら、そこには一種の職人的なカッコ良さがある。『え?3人しかいないのにこのクオリティ出せるの?凄い』的な感動だ。

最低限の人数なのに、音楽的には無限の広がりがある。人が少ないからこそ、メンバーは自分のパートはもちろん、他のパートにまで考慮を伸ばし、クオリティの最大化を目指す。その姿は、なんともアーティスト的魅力にあふれているとは思わないか。
 

【バンド活動のヒント】

 
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