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アイディアを引き出すための作曲方法まとめ

よくわかる作曲の教科書 (ゼロからすぐに身につく本)
 
作曲方法と言っても千差万別。人によっていろいろな方法があると思う。今回は僕が普段から使っている作曲方法をまとめてみた。

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心が奏でるままのメロディを活かす

メジャーアーティストからインディーズバンドまで多くの人に愛用されている方法。ふと思い浮かんだメロディをそのまま使う。

この方法の利点は、作曲者の感性がダイレクトにメロディへ反映されるということ。そして、理論的思考に囚われない、自由で自分らしい旋律を生み出せるという点。センスが試される。


『アイディアが天から降ってくる』という場合を指す事が多いが、瞑想を取り入れれば意図的に発動することも可能だ。リラックスして、今自分が奏でたい旋律に意識を集中しよう。

この方法を強化するには、普段からの音楽鑑賞と心の動きが重要だ。好きな音楽を沢山見つけよう。可能な限り多くのジャンル、多くのアーティストを発掘して聴くと良い。1曲作るためには、新しい音楽を10曲以上聴く必要がある。
 
 

スケール(音階)から導き出す

曲を作りたいのに、パッと思いつかない時もあるだろう。そんなときは、テーマに近い雰囲気のスケール(音階)を当てはめてしまうと便利だ。
 

暗い曲を作りたければマイナースケール、明るい曲を作りたければメジャースケールを使うのは定石。クラシカルな雰囲気を出したければハーモニックorメロディック・マイナースケールを使うだけで割と雰囲気が出てしまうこともある。

エスニック的な雰囲気を狙うなら琉球スケールやヨナ抜き、アラビック・スケールが手っ取り早い。簡単に雰囲気を変えられるぞ。スケールの上昇下降だけでも割と効果的だが、1~2音飛ばしやペダルを意識するとアイディアが発展しやすいだろう。


また、現在は奇抜な転調も主流になってきているので、適当に組み合わせるだけでも面白い。

例えば・・・
  1. バースはマイナー・スケールで暗めに攻め
  2. ブリッジで奇抜な変化を狙ったアラビック・スケールに転調
  3. サビ直前にホールトーンを1~2小節ぶっこんで
  4. サビはドリアン・スケールで爽やかロック風に
なんて感じも面白い。


スケールは個々に独特な響きと性質を備えるので、それを片っ端から利用してみてもいいだろう。
 
 

コード進行を中心に考える

音楽というのは、必ずしも独立した単音メロディを必要とするわけでは無い。コード進行を中心に据えた音楽、コード進行自体がメロディに似た役割を果たしていることもある。ソロギター的なアプローチだ。

コード進行だけで曲を作る場合はクリシェやトップノートを意識しよう。コードにメロディが混ぜ込まれているような、独特な雰囲気が楽しめる。オブリガートを考案するときも有効な手段だ。


ギターの場合、Dsus4 > Dmaj > Dadd9とコードを引くだけで、トップノートがG > F# > Eと動く。

ルートだけを動かすような、Am7 > Cmaj > Em7(13)などもある。

中間に位置するノートを動かすAsus4 > Amaj > Aadd9なども定番。転調を意識すれば理論的ルールなんて有って無いようなものなので色々試そう。
 
 

リフ・リズムを中心に考える

独立したメインメロディに縛られない作曲法は他にもある。リフやリズムを中心としたものだ。

和太鼓に代表されるように、人はリズムだけでも音楽として楽しむことができる。僕の持論を持ち出すなら、人が音を楽しむ中核的な要素はリズムだ。そこを存分に活かす方法。

ドラムセットをはじめとするパーカッションはある程度のフィル・インはあれど、基本的にはパターンを繰り返す。それこそがリフとの相性が良い。

ダンスビートにジョー・ペリーのようなペンタトニック・リフを加えてみよう。それだけで曲になる。

この方法はゲーム音楽やアニメ・ドラマBGMに多く見られる。メインメロディがない事で、主張を抑えつつも世界観を演出できるからだろう。
 
 

プロの曲を一旦コピる

作りたい雰囲気が決まっている場合、オマージュを狙ったコピーは手っ取り早い方法のひとつだ。

例えば、RPG作品のBGM全てを担当した場合、穏やかな街の曲から激しい戦闘曲、ドラマチックな曲から切ない曲、希望的な曲まで色々な雰囲気を演出する必要がある。

そんな時、戦闘曲ならイングヴェイ、街の曲はフォープレイ、酒場の音楽はチャック・ベリーやレイ・ヴォーン。ドラマチックな演出はイエスやドリームシアター、希望的な曲はアンディ・ティモンズ・・・などなど。

アーティストには一種の傾向があり、コピーすることで旋律やアレンジの癖を知る。そうすることで、目的の雰囲気を醸し出す演出がやりやすくなる。
 
 

楽曲の各セクションに既存アーティストを当てはめる

上記の応用で、セクションにアーティストを当てはめて個性的な楽曲進行を狙う。

イントロ~バースはジャミロクワイ、ブリッジはアジカン、サビででんぱ組.incなど、各セクションの雰囲気をアーティスト名で決めることで、作曲の方向性を固めていく。

ジャミロクワイからアジカンを経てでんぱ組に流れる曲展開は予想できないが、それ故に画期的な策を打てる可能性がある。

プログレッシブ系のバンドやアーティストがこの手法を良く取り入れているようだ。
 
 

一般的に評価の高い映画やアニメを見る

上手くいかない時、スランプ気味の時にオススメなのがこれ。

上手くいかない原因の一つに「考えすぎ」がある。音楽なんてオクターブの概念を除けば5~12個の音を好き勝手に組み合わせるだけ。大衆音楽におけるサビのコード進行は5パターンくらいしかないと言う業界人もいた。

音楽とは、そこまで複雑なものではないのだ。音を奏で、楽しむ。それだけだ。しかし、思い悩んでしまうと「技術を入れなきゃ、上手い具合に作らなきゃ」などと考えてしまい、難解な思考回路に行きがちになることもあるだろう。

そこで、売れてる創作物…つまりは映画やアニメ・ドラマなどを見ることで王道や定石の感覚を取り戻すのが狙い。大衆に受け入れられている作品には何かしら感動を生む仕組みがある。一度「個性的芸術性の奥深さ」から手を引いてみよう。

また、劇中BGMが新たなアイディアのヒントになることもある。
 
 

メロディとルートを先に作る

コード進行やリフ・リズム中心の作曲法の対極にある方法。メロディラインを最大限に活かしたいときに有効だ。

アレンジや和音構築は一旦忘れる。メロディとルートだけで素敵に聴こえる旋律を模索しよう。

メロディとルートが固まったら、それを昇華するためのコード進行、オブリガート、ドラムパターンなどでアレンジを施す。

場合によっては、クラシックのように「コード」の概念が無くなるかもしれないし、打楽器は不要かもしれない。そのアレンジの方向性を、予め完成させたメロディ+ルート基準で製作していくのだ。

洗練されたメロディラインを狙う時に試してみて欲しい。
 
 

あとがき

他にもいろいろな方法が存在すると思うが、本記事では自分が常用している方法をまとめてみた。音楽が人の感性を具現化させる媒体である以上、作曲家の数だけ作曲法があるのかもしれない。

個人的なことをツラツラ書いてしまったが、少しでも参考になれば幸いだ。

上記以外にコード進行や伴奏を先に作って、それに合うメロディを乗っけていく方法もあるが、僕はあまり使わない方法なので割愛した。
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