31 October

ビギナー(初心者)のためのエレキギター選びのコツとポイントまとめ

 FENDER ( フェンダー ) / 60th Anniversary 1954 American Vintage Stratocaster
 
今日からギターを始める人も、新たな愛機を求める人も、ギターを選ぶのは悩み多き楽しみの一つ。

そんなギター購入の際、知識が無いゆえに意図とは違うものを勧められてしまうこともあるかもしれない。そんなビギナーがギター購入の際に気を付けるコツやポイントをまとめてみた。

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音に最も影響するのはピックアップ

 
ギター選びの時に最も気を付けたいのはピックアップ。弦の振動を拾うマイクだ。

ギターの音色には様々な要因が絡んでくるが、中でもピックアップだけで8割程度の音が決まってしまうと言っても過言ではない。

ギターのピックアップは大きく分けて2種類。シングルコイル・ピックアップとハムバッキング・ピックアップだ。

シングルコイルは細くて鋭い音。シングルをくっつけたような見た目のハムバッキングは、太く暖かい音が特徴
 
 

ギタータイプ別の大まかな特徴

ギターには色々なタイプがある。タイプによって、ピックアップ配列などもある程度パターン化されているので、購入の際に参考にするとよい。
 

ストラトキャスター

 
フェンダー社のストラトキャスター、またはそれと基準が似たタイプのギターを指す場合もある。万能なタイプで、メタルからポップス、ジャズまでこなせる

プレイアビリティに適したカッタウェイやネックにより快適に演奏が可能。ピックアップはシングルを3つ並べ、セレクターは5WAYが主流。5パターンからなるピックアップの組み合わせにより、様々なタイプの音楽に対応できる。

また、シンクロナイズドトレモロを搭載しており、アームダウンによるトリッキーなプレイも可能。

シングルコイル・ピックアップのサウンドは素直なので、考えなしにツマミを上げるとノイジーになりやすいので注意。

なお、テレキャスやストラトの代表メーカーであるフェンダー、フェンダージャパン、スクワイアは同系列の企業。フェンダーが一番高価で、スクワイアはコストパフォーマンス重視。フェンダージャパンはその中間といったところだ。
 
 

テレキャスター

 
ロックンロールやジャズ系の人に愛用者の多いギター。

フィックスド・ブリッジによりダイレクトにボディへ伝わる弦振動、シングルコイル×2搭載、1トーン1ボリュームという非常にシンプルな構成。弦交換やメンテナンスも比較的やりやすい。

シンプルなギター構造や、ストレートなサウンドを求める方へ
 
 

レスポール

 
ロックギターの代名詞。特に老舗ギブソン社のレスポールは人気商品。ジョー・ペリーやスラッシュ、松本孝弘など、ロック界隈の重鎮たちに愛用され続けている。「けいおん!」の平沢唯が5万円で買い叩いたことでヲタクからの人気も集めた。

ハムバッキングを2機実装。メイプルトップ+マホガニーバックの黄金ブレンドによるボディ構造と合わせて、パワフルなサウンドが特徴。
 
ネックが太いため、ハイポジションの速弾きはやや難しい。手が小さいプレイヤーも握りこむのが難しくなる。

正直、平沢唯のような女性向きではない。演奏もサウンドもパワフルにLet's Rock!!したい人向け。

ギブソンのレスポールは非常に高価だが、同系列であるエピフォン社のレスポールなら価格を抑えつつもレスポールの醍醐味を堪能できる(参考:Epiphone エピフォン エレキギター Les Paul Standard Plus Top Pro HS)
 
 

ムスタング

 
やや小さめに作られたギター。Charが愛用していたことにより人気が出た。

ストラトキャスターと似たタイプであるが、セレクターにややクセがあり、2ピックアップなので使用感は変わってくる。

特にスケールの小ささはサスティーンやテンションの弱さに影響を与えてしまう。悪いギターではないが、スタンダードではないことは理解しておこう。レスポールと同じく「けいおん!」の中野梓が劇中で使用していたが、彼女のような小柄の人には良い。
 
 

モダンタイプ

 
アイバニーズのRGシリーズなどに代表されるシンプルなデザインと高い演奏性、汎用性に優れたギター。このジャンルに決まった名称が無いので、仮に「モダンタイプ」と位置付けた。シェクターやESPなどからも多く生産されている。
 
ストラトキャスターに似ているが、ブリッジがフロイド・ローズになっており、アームアップも可能。ブリッジとナット部分では弦を挟み込んで固定するため、ストラトよりもチューニングが安定しやすい。
※中にはフィックスド・ブリッジ型もあり、そちらはテレキャスをモダンタイプにしたような使用感。

ピックアップはハムバッキング×2、又はそれにシングルを1機加えたタイプが主流。ハムを疑似シングルとして利用可能なため、ストラトサウンドも出せる。プレイアビリティに焦点を当てたデザインに、通常24フレットまで実装されていることから、テクニカル系ギタリストに人気

フロイドローズ・ブリッジやロッキングナットがやや複雑なため、弦交換やメンテは多少面倒なのが玉に瑕。

このタイプには、7弦・8弦ギターなどもあり、バラエティが豊富なのも特徴。
 
 

演奏しやすさはネックと弦間

演奏しやすさは重要だ。せっかく高いギターを買っても、自分の手に合っていなければライヴや宅録で支障が出てきてしまう。新規購入の時は、必ず楽器店で試奏してから購入しよう。

まずはネックの握りやすさ。一般的には細い方が握りやすい。1~24フレットまで、しっかり演奏してみて、各ポジションで演奏し難くないかチェックしよう。
 
また、弦間(弦と弦の間の距離)の広さにも気を付けよう。弦間は狭い方が弾きやすいというわけでもない。ピッキングが大振りだったり、スラップ奏法を取り入れたい人は玄関が広い方が弾きやすいかもしれない。
 
どちらも机上の空論では解決しないので、気になったギターを試奏した時に思い出してみると良い。
 
 

フレット数

フレット数は通常19~24程度とかなりばらけている。演奏したい曲が24フレットまで使用するのにレスポールを買ってしまったりすると詰むので注意。
 
一般的に、モダンタイプのギターは24フレット実装のものが多い。
 
 

ヘッド落ちしていないか?

 
エクスプローラーやランダムスターなどの変形ギターによくあるのが、ギターのヘッドが重く、ストラップで担ぐとヘッド側が落ちてしまう現象。
 
要は左手でずっと抑えていればいいのだが、慣れるまではかなり疲れる。また、立ち演奏中にうっかり両手を放すと、ヘッドを地面に叩きつけてしまう。

ヘッドが重いギターは基本的に避けるべき。どうしても欲しい場合は覚悟を決めよう。
 
 

木材による影響あれこれ

ギターに使われる木材の解説。ギターを始めたばかりでは体感し難いと思うが、参考程度に。
 
【アルダー】
主にボディ材。タイトな中音域が特徴。バランスが良い。
 
【アッシュ】
ブライトで乾いた音で、立ち上がりに優れる。アルダーと並んでボディによく使われる。
 
【メイプル】
主にネック材として使用。硬く立ち上がりの良い音。指板やボディのトップ材として使うこともある。
 
【マホガニー】
中低音の響きに定評がる。主にボディ材として。モダンタイプやレスポールタイプのボディは、メイプルトップ+マホガニーバックにすることで、ブライトな立ち上がりと中低音の響きの両者を得ている。
 
【ローズウッド】
主に指板に利用される。少し甘めの音。指板としては最もポピュラー。
 
【エボニー】
ローズウッドの上位相互。アタックとサスティーンに優れ、高級ギターによく使われる。
 
【バスウッド】
癖のないのが特徴。ピックアップの性能を活かしやすい。
低価格帯に使われることから印象が悪いが、30万円以上の高額ギターにも使われるので、要は使い方次第。
 
 

変形ギターはギグバッグに注意

 
変形ギターを購入する人は、専用のソフトケースが入手できるかどうかを調べておいた方が無難。市販しているギグバッグの多くは変形ギターに対応していない。
 
ハードケースが付属している場合でも注意が必要。ハードケースは頑丈で良さそうに見えるが、嵩(かさ)が大きく重いので、持ち運びには不便なのだ。スタジオやライヴハウスまでが電車移動の場合、割と地獄だ。特に、満員電車内でハードケースを持っていると視線が痛い。

重量の重さから、現地に着いたら疲れ切っていることもある。ソフトケースが無い場合は、そこら辺を割り切る覚悟が必要。
 
 

あとがき

初めてのギター購入はワクワクするものだ。僕が初めて購入した楽器は中2の時のエレキベースだった。非常に胸が高鳴ったのを覚えている。
 
「軽音=軽い音楽」と皮肉される世界の楽器だが、今や相当数のギアが誕生している。その中には、かなりクセの強いものもあるので、本当に納得していないのであれば購入しないのが吉だ。
 
是非とも素敵な愛機を見つけて欲しい。
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