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エレキギターのアーム奏法はこんなにも表現力が豊かなんだぞ!【アーム奏法まとめ】

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ストラトキャスターやモダンタイプに搭載されているアーム。ギュワンギュワンやるのは分かっていても、「どんなシチュエーションで使うのか?」「そもそも、どんな奏法や使い方があるのか?」って分かり難い。初心者にとっては尚更ですよね!

そんなアームに関する奏法や使い方をまとめました。
 
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アームを使った演奏ってどんなの?

アームを最も上手く、そして芸術的に使いこなしているのは「Steve Vai」でしょう。下の動画内では、アームをふんだんに取り入れた表情豊かなソロプレイを堪能できます。
 
1:04~ アーム奏法をふんだんに取り入れたギターソロ
 
アームを極めれば、こんなにも個性的で表情豊かでトリッキーな演奏ができるんですね!

使い方は様々で、激しくアップダウンを繰り返したり、複数弦を同時に操作したり、スプリングと弦の張力を活かしてアームを叩いたり…といった表現方法が可能。

エレキギターによるテクニックやフレーズは飽和しつつありますが、アームによる表現力の拡張は未だ可能性を秘めたものと言えるでしょう。

是非ともマスターして、あなたのオリジナル曲やアレンジにスパイスとして入れて頂きたい!それでは、奏法別に大まかなやり方と特徴を解説していきます。
 
 

【基礎】アームアップ、アームダウン

アームというのは、その存在自体がとても特徴的。単純にアームを上げ下げするだけでも独特の効果を得ることができます。

チョーキングとはまた違った、滑らかで大胆な音程変化を起こすアームアップやアームダウンは、曲のアタマやフィルイン、ブレイク後のキッカケとしてサラッと差し込むと効果的。
 
 

【基礎】アームビブラート

アームを使って行うビブラート。通常のビブラートは音程のアップとリセットを繰り返すのに対し、アームは上下どちらにも音程を操作できるので、全く違うニュアンスを出す事ができます。

美しい旋律に込められた感情を引き出す丁寧なビブラートから、狂気を彷彿とさせる荒々しく大胆なアーミングまで、やり方次第で色々な表情が出てくるのが面白いところです。

激しいアームビブラートは、ハイゲインサウンドとトリルを合わせると更に不安定となり、大破壊力に!曲中に挿入すれば強烈なアクセントとなりますよ!
 
1:10~ 激しいアームビブラート&トリル。悪魔の唸り声のような独特な音が出る。
 
 

【合わせ技】スクウィール

スクウィールとは、ナチュラル・ハーモニクスと大胆なアームアップを組み合わせて「叫び声」や「悲鳴」のような音を出すテクニック。

3弦のみを使ったスクウィールの例
  1. 3弦をピッキングして音を出しながらアームダウン
  2. アームダウンした状態で3弦のハーモニクスポイントに軽く触れ、ハーモニクス音を鳴らす
  3. 一気にアームアップ!
そうすると、「ヴぅ~ん…ギュワァァァァアアアン!!!」という悲鳴のような音がでます。コレをサラっとキメるギタリストは絶対モテる!

メタルやハードロック系の音楽と非常に相性が良いです。最近ではグレッグ・ハウなどのフュージョンロック系ギタリストも使ったりしてますね。

フィルインにぶち込むも良し!イントロ・アウトロにも最適!。テクニカルな速弾きソロ中に裏で入れたりすると最高にクールですよ!
 
0:21~ ハーモニクスを駆使して悲鳴のような音を出す。
 
ライヴ中などであれば、フィードバック奏法と併用しても最高ですね。
 
 

【特殊】アームに垂直チョップする

アームに小刻みなチョップをすると、あら不思議。オモチャ銃のようなピコピコ音風になります!高速でチョップしまくるのは見た目も派手なので、視覚聴覚の両方で注目を得ることが可能です!

また、下動画のジョー・サトリアーニのように、ピッキングと同時にチョップすると、オートワウと似て非なる不思議な効果が得られますよ。
 
2:43~ ピッキングと同時にアームを叩き、独特な立ち上がりの音を出すJoe Satriani。
 
 

【特殊】クリケット奏法

アームを引っ掻くように叩くと「ヴロヴロヴロヴロ…」という、なんともヒステリックな音が出ます。これがクリケット奏法。

クリケットとは「コオロギ」の意味。

引っ掻くように叩くことで、フローティング状態のブリッジがスプリングと弦の力だけで元に戻ろうとする働きにより起こる現象です。

サスティーンは短めなので、ここぞの一発で入れると効果抜群!
 
スクウィードとはまた違ったヒステリックさ。
 
【注意点】
フローティング状態でのみ使用可能のテクニックなので、シンクロナイズド・トレモロでやる場合はフローティング設定する必要があります。音程を保つためのサブスプリングが実装されているブリッジ(アイバニーズのゼロポイント・システムなど)は、サブスプリングを外す必要があります。
 
 

【特殊】エンジン音や異星人の声

ハイゲインなアンプに愛機を繋いだら、弦がビロんビロんになるまでアームダウンしてピッキングしてみよう。エンジン音のような、荒々しい低音が響いて面白いですよ!

※シンクロナイズド・トレモロの場合は、激しくアームダウンし過ぎるとチューニングが著しく狂ってしまう恐れがあるので注意。

アームアップなどを繰り返しつつギター指板をタップしまくると、なんとも不規則で不思議な音が!まるで異星人の声みたいです。
 
0:07~ 右手でアーミング、左手をネックの下から回してハイフレットをタップ。
 
 

シンクロナイズドとロック式の違い

アーミングにおいてはシンクロナイズド・トレモロよりもロック式トレモロの方が断然良いです。激しいアーミングにも耐えられる構造をしているので、チューニングが狂いにくく、より多くの可能性が秘められていると言えます。

シンクロナイズドタイプの場合、弦交換が楽なものの、やはり大胆なアーミングをした直後はチューニングが狂いやすいようです。特にエンジン音を出そうとして限界までアームダウンすると相当ヤバイことになってしまうとの報告もあります。

それでも、シンクロナイズドタイプの音が好きな人は使い続けているようなので、最終的には好みの問題ですね。

筆者としては、激しいアーミングをしたいならロック式一択だと思っています。
 
 

未だ開拓の余地があるアーム奏法

Steve Vaiなどによりアーム奏法の可能性は飛躍的に広まりましたが、もしかしたら、もっと多彩な表現方法があるかもしれません。

他のギタリストと大きな差別化を図れるアーム奏法はマスターしておいて損はありません。アームを制したギタリストのフレーズは表情豊かでカッコイイです!

オリジナル曲のスパイスや個性的なアレンジに取り入れてみては如何でしょうか?
 
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