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音楽配信機能を実装した無料ホームページ作成ツールWix.comは果たして使えるのか?

 
無料ホームページが作れるWix.comの新サービス「Wixミュージック」は果たしてインディーズのミュージシャンにとて“使える”のだろうか?音楽配信&販売機能を新たに実装したこのウェブツールを実際に使用してみた。

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Wixミュージックを3行でざっくり解説

  • ウェブ制作初心者でも全然イケる
  • 良くも悪くもオールインワン、細部のカスタマイズ性に欠ける
  • 音楽配信が有用かどうかはケース・バイ・ケース
 
 
 
松下が実際に作ったウェブサイトはこちら  
 

Wixの宣伝文に関するQ&A

Q.『アーティスト向け無料テンプレートでホームページを自由にデザイン』って言ってるけど簡単なの?
A. 超かんたん。誰でもスタイリッシュなサイトを作れる。ただし、HTMLを直接弄る事は無理。
 
 
Q.『ダウンロード販売から宣伝までこれひとつでOK』ってマジ?
A. マジ。ただし、“宣伝”というのは既存ファンに対する意味合いが強い。新規ファンの獲得・拡張ツールとしてどれだけ機能するかは未知数。販売するにはペイパルのビジネスアカウントが必要。
 
 
Q.『ファンとの距離を近づける SNS 機能最新情報をファンと共有してフォロワー数アップ』って書いてありますけど!?
A. 上手く拡散すれば有効利用できる。だが、全く無名の人が勝手にフォロワーが増えていくような都合のよいシステムではないと思われる。
 
 
Q.『120以上の配信サービスで楽曲を同時販売』できるんですか?
A. できる。ただし有料プランへの加入必須。


Q.『ライブ告知もカンタン! 便利なニュースレター機能』って便利そうですね!
A. これは地味に便利。無料版では月3件までの送信限度がある。週1以上の頻度で送信したい場合は、有料プランに申し込みが必要。
 
 
Q.『ネットショップ機能で グッズ販売も可能』なの?
A. 可能だが、一番高額な有料プランに加入する必要アリ。
 
 
以下、詳しく解説していこう。
 
 

Wixミュージックのメリットは?

Wix.comを利用する最大のメリットは「ウェブ制作の知識が無くても簡単にスタイリッシュなホームページを作れる」というところにある。確定申告を税理士に任せるのと同じく、スキル不足を簡単に補ってくれるというのは大きなアドバンテージだ。

あらかじめ用意されたテンプレートの質は高く、いかにも“オフィシャルサイト”という風格を出せる。

カスタマイズはほとんどがドラッグ&ドロップ。“見たまま”に反映されるため、感覚だけで作っていける。テキストエリアや動画、画像もマウス操作で簡単に配置できるため、HTML知識が全くない初心者でも問題ない。
 
 
有料プランも視野に入れれば、Wixだけで広告宣伝や販売などをまとめて行うこともできる。具体的には、ウェブサイト、ブログ、ニュースレター(メルマガ)、音楽配信・販売、グッズ販売など。

今までなら「サイトはFC2の無料レンタルで、ストリーミングやデモ音源はYouTube、音楽販売はTuneCore、ファンへのメルマガの無料ツールも探して、グッズ販売ができるサービスも見つけなきゃ…」などと、様々なサービスを個別に探さなければならなかった。

Wixミュージック機能が実装されたことで、これらの機能全てはWixだけで利用するこができるのだ。
 
 

デメリットも教えて!

簡単にデザインできるエディット画面。これがクッソ重い。無料ブログのエディット画面と比べて数倍は重い。テキストエリアを編集しようとダブルクリックして、一口コーヒーを飲んでホッとした頃に編集可能となるくらい遅い。

もしかしたら筆者のPCが低スペックだからかも知れない。安いPCを使っている人は要注意。


細かいカスタマイズも不可能(もしくは、可能だとしてもやり方が分からない)。アクセス解析や、他のウェブツールを導入するのは諦めた方が良い。


また、サイト内でダウンロード販売を行うこと自体は無料でできるのだが、ペイパルのビジネスアカウントが必須。登録には事業内容の入力や本人確認が必要となっており手間がかかる。

メロンブックスDLBoothなどが口座登録のみで利用できることと比べてると面倒だ。ペイパルは審査もある。これに落ちてしまうと音楽販売はできない。
 
 

無料でも使える?

無料プランはかなり微妙だ。

ニュースレターや音楽配信サービスサイトへのアルバム登録ができず、「このホームページは WIX.com. を使って作成されました。あなたも無料で作りませんか」という広告がデカデカと表示されてしまう

独自ドメインを取得できないのも使い勝手が悪い。
Wixミュージックの目玉である『120以上の音楽配信サービス』も使えない。

無料で使うメリットは「知識が無くてもサイトが作れる」と、「ペイパルアカウントさえ持っていれば自分のサイトでDL販売ができる」ということ。状況によっては、他のサービスを使った方が良い場合もある。
 
 

じゃあ有料プランはどうなの!?


 
Wixだけでネット活動を一括管理したいのであれば非常に素晴らしいサービスだ。

一番高額のプランでも月額2,000円程度。これで大手音楽配信サービスにアルバム20枚登録でき、ニュースレターや独自ドメイン、グッズ販売などもできるとなれば文句のつけようがない。わずらわしい広告も消える(最安価のプランは例外)。

しかし、前述のデメリットでも指摘したように、良くも悪くも「アーティストのオフィシャルサイト」としての運用しかできない点は留意しておいた方がいいだろう。



Booth、メロブDL、TuneCoreよりも良い?

音楽配信サービスとしてのWixミュージックはどうだろうか?


Wixミュージック有料プランはフル活用すればアルバム1枚1,140円ほどで配信可能。上限はあるものの、どれだけ登録しても年額が一定のため、より多くのアルバムを登録するとお得になる。逆に、アルバム枚数が少ない場合は割高に。


バンドやアーティストの定番はTuneCore。iTuneやAmazonMusicにアルバム1枚5,000円程度(年間)で出展できる。アルバム登録数5枚あたりからWixミュージックよりも割高になる。だが、Wixのような“縛り”がないため、使い勝手は悪くない。


一方、メロンブックスDLBoothはランニングコストが0円。その代り、売り上げが発生した場合に手数料が引かれる。同人に特化していることもあるので、コミケ界隈と無関係のインディーズバンドは若干抵抗があるかもしれない。


正直なところ、どれも一長一短なので、こればかりは自分の活動スタイルと照らし合わせてみるしかないだろう。

 

まとめると、結局Wixミュージックてってどうなの?

サイト制作初心者なら非常に有効なツールだと言える。わざわざHTMLやCSSなどを覚える必要は無い。時間を節約できるのは大きなメリットだろう。


だが、良くも悪くもWix内のツールやアプリだけで完結してしまう点には注意。YouTubeやSNSとの連携もあるが、細部のカスタマイズは厳しいこともあり、今流行の「音楽活動+ブログ」などには全く向かない。

個人的には“ペイパルありき”の運用スタイルも良い印象ではない。


Wixミュージックは、手早く簡単に“オフィシャルサイト”を用意したい人、1つのツールで全てを一括管理したい人向けのツールだと言えるだろう。
 
 

Wixミュージックを始めるには

1.アカウント登録


まずはアカウント登録。私はグーグルアカウントで開始したが、速攻で終わった。
 
 

2.早速テンプレートを選ぶ


アカウント登録が終われば、早速サイト制作が始まる。自分の理想に近いデザインを選んでカスタマイズを始めよう。

カテゴリーは「音楽」を選ぶのがセオリーだが、どれを選んでもWixミュージックアプリ自体は挿入可能な模様。

▽ビジネステンプレートでもWixミュージックは挿入できた。

 
 

3.必要な素材をアップロードしよう


Wixには、あらかじめ画像素材などが用意されている。それでも足りない素材はアップロードしておこう。

ジャケット画像やバンドロゴ、サイト内で配信したい音源など。

4.エディットしよう


見た目がそのままデザインとして反映されるので、感覚だけで作れるはず。左のメニューから、任意のツールを選んで挿入しよう。一度挿入したツールはドラッグ&ドロップで好きな場所へ配置する事が出来る。

Wixミュージックの追加方法は「右メニューボタンの追加 > 音楽 > Wixミュージック」の順にクリックで可能。
 
 

5.音源販売をするならペイパルアカウントを取得しよう


前述したが、音源販売をするにはペイパルのビジネスアカウントが必要。
 
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管理人:松下健一。

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管理人のツイッター:
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