15 May

独学でやってる自称“作詞家”の書いた歌詞には、時に困ることもある【必要とされる作詞法とは】

 
今は音楽クリエイターの数が非常に多く、同人サークルや、ピンで活動するアマチュア・アーティストなどが楽曲依頼をすることも珍しくない。今はココナラなどを利用すれば、個人でも簡単にクリエイターを公募できる時代だ。

そんな中で時々「作詞したので曲を付けてください」というオーダーがある。私も何度が受けたことがあるが、人によってクオリティに雲泥の差がある。曲をつけやすい歌詞と、そうでない歌詞にはどんな違いがあるのだろうか。
 
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人気の作詞家、疎まれる作詞家

 
聴き手あっての歌。聴いてくれる人(お客様)をどのように気持ち良くもてなしていくか、ここにプロの作詞家の言葉を発想していくための原点があるのです。
 
引用元:作詞本
 
 
作詞なんて、鉛筆1本と個性的な感性があれば始められると思っている人が実に多い。確かに、そういった参入しやすい側面はある。一定の小節やリズムにあわせて言葉を散りばめていけば、誰でも簡単に作れそうなものだ。

だが、世の中には“人気の作詞家”がいる一方で、“疎まれる作詞家”も少なくない。いったいどこで違いが出てしまったのだろうか。

その理由の一つに、作詞家自身が“作詞”という作業を誤解している事があげられる。
 
 

“歌詞”は文字じゃない、音楽だ

“歌詞”を文字や言葉だと考えている人が多いのだが、これは大きな誤解だ。もちろん、媒体別に分ければ文字なのだが、“機能的”には音楽。つまり、作詞というのは、作曲や編曲、楽器編成、速度(BPM)など、他のパートや役職に多大な影響を与える役割なのだ


言葉…とくに日本語には独特のイントネーションがあり、既に一定のメロディが備わっている。言葉の選び方次第で、合うメロディと合わないメロディが出てきてしまうのだ。


リズムにも大きく関係している。字数が同じであれば同じパートで使える…なんて事は絶対にない。文字や言葉には、ある程度のノリやグルーヴみたいなリズムがあるのだ。

Earth,Wind & Fireの名曲「SEPTEMBER」のAメロで説明しよう。 

 
歌詞の「セプテンバー(7文字)」や「プリテンダーズ(8文字)」の部分。これを『ごっつぁんです(7文字)』に変えても問題なく歌えるだろう。しかし、『モズクとお塩(7文字)』という歌詞に差し替えると、同じ文字数でも歌いにくい。1文字減らして『モズクと塩(6文字)』にしても違和感が残る。

極端すぎる例だが、要は、文字数を揃えるだけの作詞は機能しないことが非常に多いのだ


物語性や人を惹きつける力も必要。いくらメロディやアレンジが素晴らしくても、歌詞が平坦だと聴き手の心が離れやすい。とくに未経験の内容を書く場合はリアリティに欠け、重要ポイントを外してしまう場合が多い。童貞がラブソングを書いても売れない理由がこれだ。


作詞という作業は、文字だけを扱っているように見えるが、音楽との繋がりを常に意識しながら言葉を綴っていく、高度な作業なのだ。
 
 

“作詞”は芸術である前に“共同作業”

作詞というと独立した作業だと思っている人もいるだろう。しかし、上記の理由から、他のクリエイターたちとも密接な関係にある。

最も重要な事は、“歌詞”は歌うから“歌詞”となり得るという点だ。少ない言葉数でも、メロディとのシナジー効果によって感動が何倍にも膨れ上がる構造になっている。

逆に、歌われなければ単語やフレーズの集まりに過ぎない。それなら、小説やポエムとして丁寧に書き上げた方が良いだろう。


つまり作詞とは、作詞家の独壇場ではない。作曲家と一丸となって作り上げる作業。時にはスポンサーやタイアップ先、プロデューサーとの共同作業になる場合もある。

作詞家として必要とされるには、自己表現だとか芸術だとか以前に、この共同作業を潤滑に行える知識と技術が必要不可欠だ
 
 
自分はこういうスタイルの詞を書くのだとか、このような作品は書けないというように早くから自分の枠を決めてしまっていた人にも成功者はいませんでした。

このような人は往々にして受け入れが下手な人であり、作品へのアドバイスも聴いてはいるものの、そうかそのような考え方もあるのかと素直に受け止め、それでは実際に作品を書き直してみましょう……とはしない人たちでした。

逆に受け入れのうまい人は、素直に人の意見を自分の中に取り込んでいくことによって、自分の書ける作品の枠を広げただけでなく、その人の得意とするタイプのものにも、より磨きがかかり、チャンスの幅も広げていきました。

そして自分では得意ではないと思っていた部分から最初のチャンスをものにし、ゆくゆくは本当に自分が書きたい世界へと登りつめて行った人も多数いました。
 
引用元:作詞本
 
 
 

素人から抜け出すためには

作詞家自身が作曲をしてみるというのは非常によい経験になる。自分が書いた歌詞で曲を作ってみて、そして歌ってみるのだ。別に公表しなくてもいい。作曲家の仕事を自分で経験するだけで大きなアドバンテージだ。

そして、独学であるならば、作詞方法に関する本は最低1冊は読んでおくことだ。今やアマゾンで買える作詞の本は非常にたくさんある。プロが書いた方法を1度でも読んでおくと、それだけで他の作詞家たちと差を付けられる。

以下に、私のオススメや、ランキングの高い作詞方法を学べる本を紹介していく。何を買えば分からない人は、ひとまず下のラインナップから1冊買うと良いだろう。
 
 

作詞本

私のオススメはこの「作詞本」。プロの作詞家になるための情報も満載だが、作詞自体の素晴らしさや楽しさについても解説している。優しい表記が多く、独学の人が初めに買う1冊として優秀。
 

思いどおりに作詞ができる本

アマゾンでの評価が非常に高いのが「思いどおりに作詞ができる本」。作詞の基礎的な技術習得には定評があり、“必読書”との意見もある。
 

作詞の勉強本

作詞の勉強本」もアマゾンで高評価。作詞における思考過程が理解できると評判だ。
 

作詞入門

作詞入門」の初版はかなり昔に発行されたものだが、時代に左右されることのない知識が書かれているとの評判。一昔前のヒットメーカーである著者は、生涯で5,000曲以上も書き上げたというのだから驚きだ。
 
 
他にもアマゾンで買える作詞の本はある。行動するなら今だ。いち早く行動した者だけが成功に近づける。
 
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