28 December

【その2】バンドリーダーの心をへし折ったク○女ボーカルの一言【売れないバンドの軌跡】

ライヴには出たいしバンドも続けたいけど、頑張りたくない

この記事は前回『【1/2】バンドリーダーの心をへし折ったク○女ボーカルの一言【売れないバンドの軌跡】』からの続き。まだ読んでない人は、そっちから読んでくれよな。

Voユミとの話し合い

いい加減、このままだとマズイ。そう思ったぼくは、ボーカルのユミと2人で話し合いをした。

ドラムとベースの2人は、別にどう転んでも良かった。元々ぼくが巻き込んだだけなので、一緒にバンドを続けてくれてもいいし、辞めてもらっても構わなかった。

ただ、フロントマンであり、バンド発起人の片割れであるユミの意向だけは確認しておく必要があった。アニソン界隈なんて、99%のリスナーはフロントマン目的でライヴに来る。彼女はバンドの看板であり、象徴なんだ。

そんな彼女の意志が中途半端では困る。
バンドが成り立たない。

ユミとの話し合いは、事実確認から始まった。
 
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ぼくらのバンドは、壊滅的に魅力が無いこと。
音楽の良さを活かせるほどの覇気や体力が、バンドには残っていない事。
そもそも、このバンド自体が“何をしたいのか分からない”状態にあること。
そして、再起のためにはフロントマンの存在が非常に重要であること。

しかし、ユミの反応はイマイチ。というか、まったく興味のない男に口説かれて困ってるような素振り。

そして彼女の口から出た言葉がこれだ。
ライヴには出たいしバンドも続けたいけど、頑張りたくない

もしぼくの手元に釘バットがあったのなら、どんなに幸せだっただろうか。
なるほど、殺意というものは、一瞬で生まれてしまうものなのだと学んだ瞬間だ。

呆れ過ぎて言葉が出てこなかったが、考えている暇はない。彼女と一緒に音楽をやっていても、何も生まれない。彼女の「アイドルごっこ」に付き合わされるだけだ。

ぼくは、こんなフザけたバンドは解散すると伝えた。

 

強烈なユミの捨てセリフ

バンド解散を決定し、2人で店を出た。当然、心中は穏やかではない。多分それはユミもそうなのだろう。お互いの口数は少ない。そんな駅に向かう道中、ユミはこう言った。

なんか、失恋みたいだねっ(テヘペロッ

もしかしたら、これは彼女なりの気遣いだったのかもしれない。だが、このとき、本当にぶん殴るのを必死に我慢したぼくは評価されるべきだと思う。

その後、既に出演が決まっていたライヴに出演。だれも得をしないまま、バンド活動に終止符を打った。
 
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売れないバンドは“あたりまえ”ができない

こんなクソみたいなバンド活動で学んだことは、売れないバンドは“あたりまえ”ができないってことだ。

少ない活動期間だったが、そこそこ対バンしてきた。もちろん冴えないバンドの方が多かった。そういうダメなバンドは、大抵が自分たちの事しか考えていない。

自分達が楽しくするためにはどうするか?
自分達が得をするためにはどうするか?
自分達が恥をかかないためにはどうするか?

そんな意志が丸見えだ。自分達さえ良ければ、それで良いのだ。
しかし、本来ならこうだ。

自分達を含め、この場の全員が楽しくするためにはどうするか?
WIN-WINの関係を築くためにはどうするか?
恥をかいてでも成長するためにはどうするか?

人気のバンドや売れ始めているバンドには、こういった特徴が見受けられた。

ぼくがやってたバンド自体は失敗に終わったが、こういったことを身に沁みて学べたのは不幸中の幸い。

 

そしてぼくはバンドを辞めた

少しの間、諦めきれずに他のバンドの手伝いなどをやったりもしたが、すぐに辞めた。どこのバンドも同じだった。決められた業務をこなすアルバイトのように音楽をやっていく。今となっては、延々と刺身にタンポポを乗せ続ける仕事と、大差はなかったようにさえ思える

そこで感じられるのは、現状維持というメチャクチャどーでもいい意志。
自分が楽しめれば、客は二の次、三の次という怠慢。
それでもプライドだけは一丁前。

そうしてぼくは、バンド活動を辞めた。
 
関連リンク:【その1】バンドリーダーの心をへし折ったク○女ボーカルの一言【売れないバンドの軌跡】
 
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