31 January

「情熱があれば音楽理論は不要」という人のために、必要性を優しく解説していく

 
アマチュア音楽家のなかで、ときどき物議をかもす“音楽理論の是非”。とくにロックバンドをやってる人は、根底に自由や解放的な思念が強いためか、軽視する傾向が強い。

今回は、そんな“音楽理論に抵抗がある人”に対して、音楽理論とはなにか、音楽理論はどうして必要なのか、といった疑問にザックリQ&A形式で答えていった。

Q.そもそも“音楽理論”ってなに?

【回答】

音楽理論とは、音楽の性質をまとめたもの。感覚としては科学に近い。例えば、人が不快に感じる音は「不協和音」と言うが、これはどういったときに発生するのか?…ということなどを解説している。

現象や感覚に名前を付けただけの話

よく玄人ぶりたいアホが『音楽理論を使って曲作りしました!』なんて言っていたりするが、使い方が間違っている。「生物学を使って歩きました」とは言わないだろう。それと同じだ。
 
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Q.音楽理論って覚える必要ある?

【回答】

結論から言うが、覚えろ。

音楽理論をまったく知らずに音を奏でるというのは、日曜大工に高層ビルの建築を任せるようなもの。そのまま作業を進めれば、欠陥住宅どころか大参事を引き起こしてしまうだろう。

簡単に言うと、音楽理論を知らないって事は、出したい音を意図的に出せないってことだ

音楽理論を知っているメリットは多々あるが、デメリットは一つも無い。“楽典”なんて難しい本を読む必要は無い。「マンガでわかる!音楽理論」あたりを読むだけでも、大きなアドバンテージとなる。

 

Q.音楽理論を覚えると個性が無くなるって聞くけど?

【回答】

そんなことはない。全くと言っていいほど、ない。

音楽理論を知って個性が無くなる人間は、元から個性が無いか、個性と勘違いしていた“クセ”が抜けていないだけだ

そもそも、音楽理論とは、知っているかどうかに関係なく存在している。もとから存在している音(和音)の現象に名前を付けただけのもの。それは科学と同じで、世の中の物理的な法則なんだ。

だから、音楽理論を知って個性が無くなるという主張は、理屈からしておかしい。新しい知識を学んで、テンパってしまっている自分を正当化しているだけなのだろう。

甘えるな、君は今よりもっと素晴らしい曲を作れる。

 

Q.音楽理論なんて、情熱さえあれば関係ないっしょ!

【回答】

そういった無駄に強気な姿勢は非常に大事なのだが、情熱でカバーできるほど人間は精巧にはできていない。

音楽理論とは、言ってしまえば「どうやったら人間の耳が気持ちよくなる音を出せるか?」という問いに対し、性格に答えてくれている回答書。人を感動させたいという人間が、心地よい音の出し方を一切知らないというのは、如何なものか。

そもそも、そんなに情熱があるなら音楽理論の一つや二つ、速攻で覚えてしまうくらいの熱意は欲しいことろ。

 

Q.音楽理論を知らないと、どんな支障が?

【回答】

音楽理論を知らないということは、選択肢が減るということだ。

世間では「音楽はオワコン」だとか「どのアーティストも同じに聴こえる」とか言われている昨今。これは、プロの音楽家ですら、個性を出すのが難しい時代だと言える

そんな中、音楽理論を軽視することで、自分から音楽的な選択肢を減らすということは、とても愚かな事だろう

音楽家やバンドマンは、言ってしまえば“神”なんだ。音を使って何でも作り出す事が出来る。破壊的な悪魔から、とろけるような純愛まで、好きに描けるんだ。

音楽理論を知らないということは、表現の幅が狭くなるという事。君は、サルの一つ覚えだけで勝負していくつもりかい?

ちなみに、音楽理論を知るということは、パターンを覚える事でもある。理論書を読まずとも、様々なアーティストの楽曲を完コピしていくことでも、理論をマスターできる。
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Q.音楽理論を知って、良い事ってあるの?

【回答】

前述したように、作曲や編曲、楽器演奏の幅(選択肢)が広がるというのが一番大きいメリット。神と似た力をもつ音楽家が、なんでも作り出せるようになるためのツールが音楽理論

どうやったらキレイに聞こえるか?
どうやったら汚く聞こえるか?
悪魔のような音を出すには?
情熱的な音を出すには?
シャレオツなさうんどはどうやって?

こういったことが、理屈でわかるようになる。覚えて慣れれば瞬時に記憶から引き出す事ができるので、大変便利。

また、正しく理論を覚えた人間同士は、口頭による意思疎通が早い。バンドやサークルなど、複数人で楽曲製作を担当する場合は重宝する。
 
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音楽理論書は1冊読むだけでいい

ガチガチに理論を勉強していく人間もいるが、ぼくは自分に合った音楽理論書を1冊だけ読めば十分だと思っている。

クラシック演奏家を目指すならまだしも、バンドや同人サークルのような大衆向け音楽をメインにしていくなら、100%理解しなくても大丈夫だ。理論全体の6割くらいがザックリ頭に入っていればよい。それだけでも全然違ってくる

一度ザックリと覚えてしまえば、あとは必要に応じてネット検索すれば、大抵は解決してしまう。もちろん、好きであれば沢山買い込んでも構わないが。


ギタリストのぼくは「ギターで覚える音楽理論」を一貫してオススメしている。だが、自分にあっていれば何でもいい。アマゾンで評価の高い本を買うみたいなミーハーなやり方でも構わない。
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君の世界を広げるため、一度も触れたことのない人は、是非“音楽理論”に触れて見て欲しい。

このブログでも“バカでもわかる音楽理論”というカテゴリーで、初心者に分かりやすい理論解説をしていく予定だ。無料で公開するので、こちらを参照して頂いても構わない。
 
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管理人:松下健一のツイッター(@Crimson_Boots)
 
 
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