01 February

本気で音楽活動をするうえで、捨てるべき考え方を晒していく。

 
人生とは選択の連続だ。守るべき信念がある一方で、不要な考えを持ち続けてしまっているがゆえに不幸になることもある。

今回は、ぼくが夢を目指し、そして失敗してきた10年間の経験則から導き出した“捨てるべき考え方”をまとめてみた。

「大きすぎる夢」は捨てる

“少年よ大志を抱け”とは言うものの、大きすぎる目標を掲げるのは良くない。まったくもって宜しくない。なぜなら、途方もない夢を目指す人間ほど、ガス欠が早いんだ

武道館ライヴに出るとか、華々しくメジャーデビューしてオリコン1位を取るとか、めちゃめちゃモテるとか、そういった夢が“はじめの動機”である事は全く問題ない。やっぱり、分かりやすい夢があると心も動きやすい。

だが、一度活動を始めたら、そういった大きすぎる夢は邪魔になる。夢と現実の差が激し過ぎるので、一気に興醒めしてしまうんだ。だってそうだろ?はじめはキャパ50人の超ちっさいライヴハウスですら満員にできないのが現状なんだ。

心が折れない方がおかしい。
 
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「高価な機材収集」は捨てる

機材購入についての賛否は様々で、人の数だけ答えがあると言っても良い。なので、基本的には好きにして構わない。

だが、いわるゆ“生産性”を上げたいのであれば、君が持っているお金を確実に“投資”へ回すべきだ

ぼくは今までに、高価な機材を揃えるだけで音楽活動が終わってしまった人間を沢山見てきた。

38万円のギターで1万円ギターの音を出してたバンドサークルの先輩。
ギターやDAW環境、機材車まで揃えて、まったく音沙汰が無くなった知人のバンドマン。
300万ほど機材に費やして、未だ大学生レベルの作曲家。

思うに、機材ばかりに金を注ぎ込む人は、“投資”と“浪費”の違いが分かっていない。

“投資”とは、自分の成長、他者貢献などに使われるものだ。
“浪費”とは、自分だけのために使われる金

冴えない人間に限って、“浪費”としての機材購入ばかりやる。自分のテンションを上げるため、自分が楽しむためだけに使う。それ自体は悪い事ではないのだが、本気で音楽をやっていきたいなら、それを買うことで、何かが良くなっていかなければ意味が無い。

君の心が満たされるだけでは、商売にならないだろう。とくに、音楽という“感動”をコンテンツ化する商売なら、なおさらだ。

 

「おいしい話」がきたら捨てる

いくら夢が叶わなかったぼくでも、10年も音楽を目指していると色々と分かってくる。音楽にも詐欺まがいな勧誘が非常に多いんだよ。音楽を目指している人から搾取していく商売もあるんだ。

ぼくの知人の話をしよう。

彼らは4人バンドでメジャーデビューを目指していた。そこに「HMVの店頭で発売されるオムニバスCDに参加しないか?」という誘いが来たらしい。はじめはメンバー間で意見が割れていたのだが、経歴・実績が皆無だった彼らは最終的に参加する方向となった。

参加料10万円を先払いして、彼らの音源がCDに収録され、晴れてHMVデビューを飾る事となった。

その後の彼らがどうなったかといえば、どうにもならなかった。オムニバスCDを経由してのファンは一切増えず、CDの売上に応じたロイヤリティも微々たるもの。結果的に、ただ10万円払っただけとなった

ネット上ではもっと酷い詐欺も話題になったりするので、もしかしたら彼らは良い方なのかもしれない。全ての誘いを断れとは言わないが、本当にメリットがあるのか、考えてから結論を出すのが賢明だと言えよう。

 

「しっかり準備してから」はやめる

ぼくが音楽を目指してきた10年間で得た教訓は、「準備ばかりやる人間ほど、本番に弱い」ということだ。

もちろん準備は大切だ。できることはやったらいい。だが、可能な限りの準備をやったら、次のステップにいけ。さっさといけ。そのための準備だ

しかしながら、音楽を目指す連中の中には、延々と“準備”ばかりをしている人間が少なくないんだ。

専門学校でしっかり勉強してから頑張ろう。
ちゃんとした機材を全部そろえてから、本格始動しよう。
人前でギター演奏するには、1年はみっちり練習しよう。

それ、自分に自信がないだけなんだよ。それを隠すための口実。“準備”といいながら、永遠にその準備が活かさる事がないんだよ。

このブログでは度々書いているのだが、人間は“変化”を非常に恐れる。それは失敗でも成功でも同じだ。成功していったり自由になっていくと責任が増えるからな。それが嫌なのだろう。だから、何かと理由をつけて本格始動をしない。

本気で音楽をやるなら、考えてから走り出すな。走りながら考えろ
その方が、色々な経験ができて、格段に成長が早くなるし、ご縁も得やすくなる。

 

「他人との比較」はやめる

だんだんと覇気がなくなり、活動が委縮していく人にありがちな行為。それが“他人との比較”だ。

人間は十人十色。君には、君にしかできない何かが必ずある。それにもかかわらず、「あの人よりも売れてない」とか、「あの人みたいなライブは無理」、「みんなみたいなコネがない」などと悩むのは、本当に無駄なことだ。

そもそも、なぜ他人と比べてしまうかと言えば、見栄やプライドで活動しているからなんだよ

他人からよく見られたいとか、格好悪いことをしたくないとか、そういった気持ちが、音楽を愛する気持ちよりも勝ってしまっているんだ。そんなの本末転倒だろう。

君は君のままで価値がある。ぼくだって、屈辱的な“売れない10年”を晒していったら、ブログの読者が一気に増えた。何がハネるか分からない。

他人の要望に合わせるな。他人のレールを歩くな。君自身の本当にやりたい事をやれ。そこに人目は関係ないはずだ

 

「たくさん情報を集める」はやめる

不安なのは分かるが、情報を集めまくるのは辞めるんだ。それは音楽ブロガーの仕事であって、音楽をやる人間の仕事じゃない。

しかも、情報は集めれば集めるほど、不安は増していくんだよ

情報って、それ以上でもそれ以下でもないんだが、集めていくうちに、自分の選択肢が増えていくような感覚になる。それが膨張していくと、アレもできる、コレもできる…っていう感覚になていく。ここまでは楽しい。

だが、これ以上に進むと、気持ちが落ち込んでくる。

成功するためには、アレもやらなきゃ、コレもやらなきゃ。
新サービスが出たら使わなくちゃ、取り残されちゃう。

そんな思考で頭がいっぱいになる。ネット依存者に鬱気味な人が多いのも、このせいなんじゃないかと。

必要な情報だけ集めたら、後の情報は捨ててしまおう。
 
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「謙遜」は捨てる

ぼくが売れない音楽活動を10年間続けていて、自分を振り返ってみると、ずっと自信がなかったことに気づく。ファンに対しても、音楽仲間に対しても、過度に謙遜していた。

今になって気付いたのだが、謙遜は度が過ぎると暴力になる

いやいや、まだまだ実力が無いので…
ぼくの音楽なんて、人に聞かせられるレベルじゃないですよ…

だったら辞めちまえ!…と、昔の自分に言いたい。

こうやって謙遜するってことは、「そんなことないよ」って言わせたいんだよ。相手に特定の言葉を言わせるために小細工するって、ヤ○ザとやってること同じだからな

自分の楽曲がゴミレベルでもいいから、「ぼくは世界で一番、自分の曲がカッコイイと思ってます!」と言っていい。その方が、聞いている方も清々しい。

そもそも、ビクビクしながら「こんなぼくでスミマセン…」なんて言っているヤツに、仕事を任せたいとか、メジャーデビューさせてやりたいとか思うわけないんだよ。

自分に自信をもって発言するだけで、評価が1割増しになると思え。そう考えると、謙遜なんて捨てた方が得だと思わないか?

 

まとめ

色々書いてきたが、要作すると次の3つだ。
  1. 完璧主義を辞める。
  2. 自分・他者共にメリットがある金の使い方をする(=投資)。
  3. 自分の人生は、すべて自分で決める。
 
これらはすべて、ぼくが夢を目指して失敗した10年間で欠けていた事。そして、ぼくを置き去りにして売れていった音楽家たちが兼ね備えていた要素。

なにかを得るためには、なにかを捨てなければならない。
さて、君はなにを得て、なにを失うんだい?
 
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管理人:松下健一のツイッター(@Crimson_Boots)
 
 
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