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5,980円で買った激安ギターを全力でレビューしていく【PLAYTECH ST250】


 
凄く気になっていた激安ギター「 PLAYTECH ( プレイテック ) / ST250」を、やっと今年になって購入。半年ほど使ってみたので、全力レビューしていきます。

とにかく安過ぎるギターなので、「え?このギター大丈夫なの?オモチャじゃないの?音出るの?」なーんて不安になって、買ってみたいのに躊躇している人も多いんじゃないでしょうか。大丈夫です、ぼくが毒見役として頑張りました。購入前に不安だった部分を重点的に紹介してますので、どうぞ参考にしてみてください。
 
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音はどうなの?良いの?悪いの?

しっかりストラトサウンド出るぜ!

1万円以下とは思えない高クオリティな音がでます。ストラトキャスター特有の繊細さや鋭さも健在。サウンドハウスの商品紹介動画そのまんまの音でした。
 
▼ サウンドハウス公式のST250紹介動画。

 
安いギターって、意味不明な音が出ちゃうことが多いんですよね。ストラトの形なのに音がモコモコしてたり…レスポールの形なのにカスッカスな音がでたり(笑)。しかし、このST250はその点を無事クリア。しっかりとしたストラトサウンドが出ます

また、激安ギターにありがちな不具合の一つに「チューニングが合わない」がありますよね。ST250のチューニングはバッチリ合いました。ハイフレットでもキレイな和音

ピックアップ・セレクターもしっかり仕事をしてくれます。リアは明るくブライトな音。フロントは落ち着いたサウンド。センターはその中間。ハーフトーン独特のサラサラ感も出てます。

安いギターですが、ストラトキャスターとしての役割は果たしてると感じましたね。
 

安物のチープさは払拭できず…

クオリティが高いとはいえ、それは「1万円以下」という値段に対しての話。レコーディングやライブのメインギターとするのは無理でしょう。

確かに、しっかりとストラトサウンドを楽しめます。ですが、音のチープさは従来の低価格品と変わりありません。単音弾きだと「そこそこ」レベルの音がでますが、コード演奏時には全ての音が潰れます。かといって中音域を削るとカスッカスに…

コード演奏では、トップノートの抜けが悪いという特徴もあります。1~2弦の音が埋もれてしまうんです。ギターはラインクリシェを活かしやすい楽器なのですが、ST250では本領を発揮できないでしょう。

「コード演奏で音が潰れる」というのは、低価格エレキギターによくある話。このST250も例外ではありませんでした。
 
 

ノイズはどうなの?やっぱ凄いの?

演奏中のノイズはほぼ消える!

低価格ギターにありがちなノイズですが、演奏中はほぼ全く気になりません。これはクリーン、クランチ、ハイゲインでも同じ結果でした。正直、すごく驚きです。1万円以下なのに、ここまでクリアさを出せるのは凄い。

しっかりとピッキングしてあげれば、素晴らしいサウンドが得られます。
 

ミュート時のノイズは壊滅的…

逆に、音を出していない状態のノイズは凄いです。アンプの電源を今すぐ落としてしまいたくなります。

…と言うのも、このST250は弦アースが全く機能していないんです。普通のエレキギターは、弦に触るとノイズが消えるじゃないですか。あれは人体をアース代わりにする仕組みになってるんです。そのおかげで、演奏者が弦に触れている限りはノイズが激的に軽減されます。

しかし、このギターは違います。弦に触れていようがいまいが、お構いなしに「ズサァー」というノイズが鳴り続けます

加えて、ダイナミクスによってノイズが変化してしまうのもデメリット。強く弾いたときはノイズは気になりません。前述のように、ほぼ無いと言っていいでしょう。しかし、弱く弾くとノイズがみるみる前に出てくるんです。優しい指弾きをしようものならノイズの嵐。ノイズを消すためには、強めにピッキングしなければなりません。

また、ハイゲインアンプで歪ませた場合、ミュート後に「ぼぉわん…」という小さなノイズが入ります。どんなに頑張ってミュートしても必ず入ってきます。両手両腕を使ってミュートしても、このノイズは止められませんでした。
 
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弾きやすさはどうなの?

フレットが小さすぎて弾きにくい…

ST250を始めて手にしたとき、一番驚いたのはフレットの小ささ。めちゃめちゃ小さいので、指が深く入らず押さえにくい。ギター歴10年のぼくが、Fコードを押さえられずに苦労しましたね。

しかし、ある程度は慣れます。このギターを半年ほど使っていますが、最近では「弾きにくい」と感じなくなりましたね。しかし、普通のギターに比べると弾きにくいのは確かです。
 

フレット以外はとても良い!

逆に、フレットの小ささ以外は素晴らしい仕上がりになっています。ピックアップやノブの位置は違和感がなく自然。ボディとヘッドの重量バランスも良い。ネックは細めで握りやすくいです。また、全体的に軽いので、立ち演奏で疲れないのも良いポイント。

フレット、惜しいですね…。
 
 

しっかりと作られているか?

全体的に高級感はゼロ…

ギターの「作り」に関してですが、まず高級感は皆無です。とくにヘッドは、誰が見ても安物に見えてしまします。ペグなどのパーツからも安さが滲み出てます。全体的に“おもちゃ”のような感じに見えますね。一言で正直に表すなら「ダサい」

また、ペグに関してはかなり遊びがあり、弦を外すとガチャガチャします。
 

しかし、結果的には悪くない仕上がり!

一目で安物と分かる見た目。そして一部パーツの作りこみが甘いというのはあります。ですが、肝心な部分は全く問題なく仕上がっているのがST250の良いところ。

まず、各パーツはボディにしっかりジョイントされているようです。その証拠に、このギターはボディがちゃんと鳴ります。弦振動がボディから伝わり、それが人体で感じ取れます。木材自体は安物なので、ボディの音が生きることはありませんが、弦振動を逃さない作り込みの良さは評価できます

ペグのガチャガチャした遊びも、弦を張れば固定され、チューニングに狂いもありません。半年ほど使っていますが、故障なども全くないですね。安物っぽくみえるのに、見た目よりシッカリ者。
 
 

改造したら使えるようになるか?

ST250を絶賛するギタリストは少なくありません。中には『ピックアップ交換などで改造すれば、素晴らしいギターになる』…との主張もあります。

この「改造はアリか?ナシか?」に関してですが、ぼくは「絶対に辞めろ」と言いたい

ST250は改造に向いていません。
新しく、ちゃんとしたギターを買った方が絶対良いです。

と言うのも、とにかく各パーツがショボイんですよ。

前述の通り、作りは悪くないんです。ボディも鳴ります。しかし、「だから何?」といった具合なんですよ。実際に手に取って生音を聴いてみればわかりますが、凄く弱々しいんですよ。

このショボいボディに1万円もするディマジオやダンカンを乗せるのは勿体無さ過ぎ。もはや罰当たりレベルかと。もちろん、改造するかどうかは個人の自由なので、チャレンジする人を否定はしません。しかし、ぼく個人としては絶対に辞めた方がいいと感じています。
 
 

つまりST250はコスパ最強なギター!

激安ギター「PLAYTECH ST250」の特徴を一言で言えば、コストパフォーマンスが超絶高い!…と言えるでしょう。ぼくは6千円で購入しましたが、その値段が信じられないくらいの良い音がでます。

しかし、この「良い音」とは、あくまで値段に対しての評価。つまり、6千円だから良い音なんです。本格的なライブやレコーディングには耐えられません。

「お値段以上」って事ですね。
 
 

ST250は、どんな人にオススメなの?

お金が無い人にオススメです。断然オススメ。

正直、3万円程度の安いギターを永遠に使い続けることはありません。活動が広がれば広がるほど、高価な機材を購入していく傾向にあります。つまり、3万円前後のギターは「繋ぎ」なんですよ。いずれは手放す運命。

どうせ捨てるなら、できるだけ安いものを買った方が良いに決まってます軽い気持ちでギターを始めたい初心者や、本命ギター資金を貯めるまでの繋ぎに、このST250はピッタリです。使い捨てる感覚で買いたい人にオススメってことですね

初心者バンドマン、お金の無い学生、駆け出しの同人音楽サークルなどでも使えます。1万円以下で、最低限のストラトサウンドが買えるのは凄い。力強いギアとなってくれます。

しかし、あくまで「使い捨て」が前提。ギターが下手なうちは良いのですが、上手くなってくると、ST250では自分の良さや味を表現しきれません。そうなってきたら、10万円を超えるギターを買ってみると良いです。全然違います。

ちょっとトリッキーな使い方として、フェイザーやフランジャーと一緒に使う方法があります。ノイズの部分にエフェクトがのるので、かなりエグい音に
 
普段の練習用にも悪くないですし、ライブで“ぶっ壊す用”にも使えます。気になる方は手に取ってみては如何でしょうか。
 
関連サイト:「PLAYTECH ( プレイテック ) / ST250」商品ページ
 
 
 
 
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管理人:松下健一。

音楽制作CrimsonBoots代表。
音楽で生きていく事を10年目指して失敗した人。
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