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【2/2】映画「セッション」から分かるバンドや音楽アーティストの成功方法まとめ【ネタバレ注意】
 
前回の記事『【1/2】映画「セッション」から分かるバンドや音楽アーティストの成功方法まとめ』からの続き。今更ながら映画「セッション」を見て感じた、音楽を目指すうえでのメッセージをまとめていく。
 
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再度言うが、ネタバレありだ

前回に引き続き、今回もネタバレ全開で書いていく。なので、まだ映画を見ていない人は、一度見てから本記事を読んだ方が良いと思う。アマゾンなら単品レンタルできるし、この記事を書いている今現在なら見放題の対象なのでオススメ。
 
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波乱万丈な人生だからこそ“吹っ切れる”

主人公ニーマンのラストの壮絶なドラム演奏は、完全に吹っ切れていた。それまでは色々な思考や感情が交錯し、悩みながら音楽に向き合っており、情緒不安定だったといえる。だがラストシーンは違う。一度は悲しみや怒りでステージを離れ、父親と抱き合った。しかし彼はまた戻り、ドラムを叩き始める。指揮者であるフレッチャーの制止を無視して突っ走った。

ラストの壮絶なセッションを演奏していたニーマンには「迷い」がない。過去の苦しみや嫌なことを思いかえしたり、未来を不安がったりすることは一切ない。ただ、目の前のドラムセットに腰かけ、思うがままに演奏をしていく。フレッチャーへの復習なのか、それとも自己実現なのか、はたまたまったく別の目的なのかは分からない。確実なのは、彼は音楽ど正面から向き合い、魂を100%ドラム演奏へ注いでいたということだ。


ぼくたちのような売れない素人ミュージシャンたちも、これができれば成功できるだろう。つまり「吹っ切れればいい」のだ。迷いを断ち、ただ今を懸命に生きる。それが出来れば、だれでも成功できる。これは音楽に限らず、多くの成功者たちが口をそろえて言うことでもある。世界一になれるかどうかは分からないが、少なくとも音楽だけで生計を立てることくらいはできるはずだ。

しかし我々は、なかなか吹っ切れることができない。迷いや執着を手放せない。それは何故かと言えば、波乱万丈さが足りないからだ。つまり圧倒的な経験不足。劇中のニーマンの人生は激動だった。死ぬつもりでやっても上手くいかず、誰からも理解されず、孤独だった。誰よりも努力しているのに、彼の努力に世界は報いない。そんな理不尽さをずっと感じてきた。

そういった耐えがたい過去があったからこそ、最後には吹っ切れることができた。もし波乱万丈な経験をしていなかったら、ラストシーンでもウジウジと悩んで右往左往していたことだろう。決断も遅かっただろうから、おそらく誰も得しない最悪の結末が予想される。


売れないミュージシャンたちは、音楽と真っ直ぐに向き合えていない。余計なことばかり考えて行動を止めてしまい、悩んでいるわりに経験値が増えない。

音楽で成功していきたいなら、率先して波乱万丈を受け入れるべきだ。苦しいこと、嫌なことを避けているから、いつまでも吹っ切れることができない。心が吹っ切れないから、いつまでも恐れや執着を手放せないのだ。
 
 

凡人が音楽を極めるには、全てを捨てる覚悟をもて

鬼教師フレッチャーは狂気にまみれた人だったが、ニーマンも段々と狂気に侵されていく。はじめは可愛らしい青年であり、好きな女の子をデートに誘ったり、父親と映画を見たりしていた。それが段々とドラムだけに集中するようになり、他のことはどんどん捨てていった。

彼は親戚たちとの食事の場で理解を得られなかった。しかし同席していた同年代の男たちは大学での功績を褒められた。彼ら一般人からすれば、音楽学校などはカラオケの延長でしかなかった。だからニーマンは皮肉を捨て台詞にその場を去った。父親との映画鑑賞もなくなった。ニーマンは家族や親戚を捨てたのだ。

ニーマンは自分からアプローチした女性を振った。一方的に「ぼくのドラム人生に、きみは邪魔だ」と突きつけ、彼女の言い分を聞かずに別れた。話を切り出してから別れるまで、そう時間はかからなかった。こうしてパートナーも捨てた。

そして彼は来る日も来る日もドラム…ドラム…ドラム……。手の皮が破けても練習を辞めず、それでも認められず、上達しない自分に嫌気がさしてセットを壊したこともあった。そこまでやっても事故によりコンテストに出られなかったりしたこともあった。

栄光のラストシーンに至るまでの彼は、とても孤独だった。スティック以外は何一つ持ち合わせていなかったと言っても過言ではない。


少し話が変わるが、最近ぼくが呼んでいる本「本気でバンドを仕事にしたい人へ」に、バンドマンは非常に忙しい職業だという記述がある。
 
バンドマンは本当に忙しい人種です。

僕は、「暇だ」と言っているバンドマンに出会ったことがありません。もし、そんなバンドマンがいるのなら怠けているとしか思えません。なぜなら、創作活動に終わりはないし、練習をしすぎて悪いことなどありえないからです。
 
引用:本気でバンドを仕事にしたい人へ
 
音楽を目指す人にとって、余計なものを手に取っている時間はない。もちろん映画と同じく家族も恋人も捨てろとは言わないが、同じレベルの覚悟が必要だろう。
 
 

現代バンドマンの音楽の目指し方は“甘い”

ぼく自身、バンドマンで稼げる人生を目指していた時期がある。駆け出しはそこそこだったが、そこからは鳴かず飛ばず。メンバーも段々と無気力になり解散へ。週刊誌にも載せられないようなツマラナイ終わり方をした。その当時は、こんなにも一生懸命がんばっているのに、どうして報われないのかと思った。悔しさとか怒りとか落胆が同時に押し寄せた。

しかし、今となっては売れなかった理由が分かる。ぼくはただ甘えん坊だったのだ。この映画を見て、改めて確信した。売れないバンドマンのほとんどが、甘えたママゴトみたいな活動をしている。

昔は理不尽なことがあるものだと思っていた。『本当は実力があるのに報われないバンド』が存在するんだと思っていた。しかし、10年以上の音楽活動を通して、実力があるのに報われないバンドはいなかった。有能なバンドはどんどん売れて、今ではぼくの手が届かない所ま離れていった。今も下火なバンドは、ただの実力不足、経験不足だ。神から見放されているワケじゃない。


売れてない人たちと話す機会は多かったが、彼らは手の皮が破けるまで練習していないし、血まみれの手を氷水で冷やしてまでも練習を続行する情熱はなかった。恩師に殴りかかるくらいの熱意もない。彼らがやっている主なことはバイトで、その次に飲み会。スタジオ練習の半分は雑談とコーヒーにタバコ。1週間の間で、彼らが音楽に注いでいる時間は24時間もない。


もしあなたが、そういった「バンドごっこ」をしたいのであれば、今のままの活動を続けていけばいいだろう。とても楽しいごっこ遊びを満喫できる。しかし、本当にプロを目指したいとか、音楽で稼ぎたいと考えるのであれば、やはり自分にストイックになるべきだ。

今はネットインフラの発達により、至るところに売れる可能性が秘められている。昔はボーカロイド曲で稼ぐとか、カバー曲をYouTubeに上げまくったらメジャーデビューなんて考えられなかった。それに加えて、ライブハウスなどの従来通りな活動もできる。

あなたもニーマンと同じく、狂った勢いでストイックに取り組んでみては如何だろうか。
 
 
前回の記事:【1/2】映画「セッション」から分かるバンドや音楽アーティストの成功方法まとめ
 
リンク:アマゾン・プライムビデオ 映画「セッション(字幕版)」
 
この記事を書いた人:松下健一(@Crimson_boots)
 
 
 
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