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バンドのキーボードやシンセサイザーってどんなパート?役割を解説していくぞ【初心者向けバンド講座】
 
バンド編成において定番パートの一つであるキーボード。しかしギターと役割が重なることも多く、どんなパートかいまいち分かっていなかったりもする。そんなキーボードについて、これからバンドを組みたい初心者向けに解説していくぞ。
 
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キーボードは「和音」のエキスパート

ソロ演奏からアンサンブルまで可能な万能選手のキーボードだが、もっとも得意とするのは和音(コード)だ。指の数だけ音を出せるわけだから、最大10和音なんてのもできる。テンションノートを入れたり、分数コードを作ったりするのもお手の物。

右手と左手が独立しているので、広い音域での演奏が可能。技術さえあれば、ソロ演奏から特殊効果まで、ほぼ全ての音楽要素を網羅できる。ピアノという楽器が、ここまでロングセラーになったのも、音楽ととてもマッチしている構造だからだろう。
 
 

バンドでは「装飾係」になることが多い

バンドのやり方にもよるが、基本的なコード進行はギターが担当する場合が多い。とくにロックバンドの場合は、「コードをかき鳴らすギター=バンドサウンド」とも言えるくらい定番化されている。バンドサウンドの軸は他パートで完結してしまうのだ。

そんなことから、万能楽器であるにも関わらず「装飾係」としての意味合いが強い。

シンセサイザーは様々な音を作り出せる。キラキラした音やストリングス音、シンセ音各種など。レイヤー機能を使って複数の音源を組み合わせると、さらに音の幅は広がる。これは他のパートにはできない芸当だ。そういった効果音的な要素を活かして、バンドサウンドを更に盛り上げていくのだ。

そして、ここぞというところでソロピアノを入れたりする。激しい流れの曲が、一気にピアノだけになるときの変化はとても情熱的なアプローチだ。

しかしその一方で、ジャズやフュージョン系バンドでは中心になったりもする。ギターはカッティングなどに回り、ピアノがメインメロディやコードを演奏するスタイルだ。万能過ぎるゆえに、バンドの音楽性によって立ち位置が変わりやすいパートと言えるだろう。
 
 

キーボーディストの実際の活躍は?

80’~90’年代のJ-popシーンでは大活躍していたキーボード。小室哲哉氏の楽曲が立て続けに大ヒットしており、あの時代といえばシンセサウンドと言っても過言ではない。しかし、そういったアーティストは「バンド」というよりは「ユニット」っぽい印象があった。

海外においてはシンフォニック系メタルバンドの定番となりつつある。ソナタ・アークティカやストラトヴァリウスをはじめ、様々なバンドにキーボードが在籍。重圧なサウンドに壮大なストリングス音を入れたり、Cメロでソロピアノを入れたりと存在感が大きい。

そして近年の日本だと、純粋なキーボーディストは少なくなったように思える。先述のようにジャズ系には多数いる印象なのだが、ロックやポップスとなると、マニュピレーターがその位置にいる。セカオワやマンウィズなどは分かりやすい例だろう。

また、作曲家だった人がバンドでステージ立つときは、大抵キーボードである。ゲーム音楽で有名な伊藤賢治氏が組むバンドで彼はキーボードだし、バンドではないが久石譲氏はコンサートでピアノ演奏をしていた。
 
 

キーボードに向いている人

キーボーディストに求められるのは多角的なアプローチ力。人間関係でもそうだが、アンサンブルにおいてもこれらが重要になってくる。キーボードは万能過ぎる楽器ゆえに、立ち位置を明確にしなければならない。それは自分勝手にできるものではなく、メンバー同士でしっかり話し合っていく必要があるだろう。

ギターやベースだけでは埋められない空白を埋める役なのか。
それともサウンド全体の中心になって、全体を牽引していくのか。
マニュピレーターとなり、演奏よりもパフォーマンスに注力していくのか。

これらをバンドに合わせる必要があるし、もしかしたら曲ごとに役割が変わってくることもあるかもしれない。そういう時に、「キーボードの役割はこうだから」などと決めつけてしまうと、せっかくの万能さが活かせない。

ときに感動的なピアノを演奏し、ときにはキラキラ音やピコピコ音を鳴らし、ストリングスで壮大さを演出したりする。色々出来るがゆえに、様々な角度からアプローチを考えられる人の方が、バンドのバラエティが増していくだろう。つまり、音楽的に「アレもやりたい、コレもやりたい」という欲求があるといい。

もちろん、メンバー全員で「ピアノ音しか弾かない」と決めたのであれば、そういう貫き方もよい。それでも両手で和音を鳴らせるので、コード的アプローチが得意であることに変わりはない。

色々できる楽器からこそ、色々やりたい人が楽しめるのがキーボードだろう。
 
この記事を書いた人:松下健一(@Crimson_boots)
 
 
 
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